【心の余白】心の乱れは部屋に出る【ストレス軽減】
汚いお部屋の事をもじって【 汚部屋 】と呼びます。
あなたのお部屋はどうでしょうか?
布団はぐちゃぐちゃ、服は脱ぎっぱなし、ソファの上は物置状態、テーブルの上は物が散乱し僅かなスペースでご飯を食べる、ゴミ箱からはゴミが飛び出してしまっている。
私も人のことを言ってる場合ではないのですが、とにかくいくら片付けても数日後には物が散らばる現象に悩まれてはいませんでしょうか。
「 片付けは嫌いではないし、出来れば綺麗に片付いた部屋で過ごしたいのに何でこうなるの? 」と不思議に思うのも無理はありません。
そこには【 心 】が関係しているからです。
- 部屋の状態と心の状態は同じ
- 心に必要な余白
- 散らかった部屋で過ごすデメリット
- 捨てる事で心が軽くなる
- 買わないという選択肢
- 物を捨てるコツ
- 整理整頓で部屋も心もスッキリ
- のすけってこんな人
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部屋の状態と心の状態は同じ
部屋の状態というのは、そのものが心の状態であるのです。
人間関係が上手くいっていなかったり、仕事で大きなストレスを抱えていたり、又は心を病んでしまっていたりすると、部屋という物は自然に物が散らかってきてしまいまいます。
部屋が散らかるという事は「 余白 」がないという事です。余白と聞くと無駄なスペースに感じてしまうかもしれません。ですが、部屋の余白というのはあなたが「自由に動ける、又は自由に動かせるスペース」であり、その空間ではストレスがありません。
この余白が少なくなると共に、あなたは部屋での行動に制限がかかり、ごく僅かなスペースでしか自由を得られなくなります。
おかしいですよね、自分の部屋なのに自由が無いなんて。
例えば、仕事で疲れて帰ってきてご飯を作りました。さぁ食べようと言うときに
A.テーブルでご飯を食べる
B.テーブルにある雑誌や荷物をどかしてテーブルで食べる
C.テーブルでは食べるスペースが無いから、違う場所で食べる
Aの場合は、ご飯を食べるという行動に対し、余分な作業をとられずにご飯を食べる事が出来ています。
Bの場合は、ご飯を食べる前にテーブルの上を一旦片付けるという別の作業をしなければなりません。
Cの場合は、テーブルの上がすぐには片付かないほどの状態であるか、又は体も心も片付けをする様な状態ではない場合でしょう。
いざご飯を食べようとしているのに、違う作業をしなければいけない事はストレスを感じる事であり、テーブルでご飯を食べれない事も体が休まらずにストレスを感じてしまいます。
このようにA以外の場合では、ご飯を食べると言う単純な行動の中でもストレスを感じる状況にあるということです。
ストレスを感じるという事は、心が負担に感じていることに繋がりますので心の状態と部屋の状態は繋がっているという事になります。
心に必要な余白
部屋に余白が必要であると同時に、心にも余白が必要です。
先に書いたとおり
部屋が散らかる→心が乱れる
心が乱れる→部屋が散らかる
という関係にあります。部屋か心かどちらが先のきっかけでも、同じ現象が起こると言う事です。
何度片付けてもまた散らかってしまうということは、「心側の問題」を解決できていないからということになります。
では、心の余白とは一体なんでしょうか。
心の余白とは
心の余白とは、「余裕をもつ」「ゆとりをもつ」ということです。
なんでもかんでも詰め込んでしまえるほど、人の心は大きく広くはありません。
人により差はあるでしょうが、自ら心に余白を作ろうとしなければいつかは要領がいっぱいになり溢れてしまいます。
部屋に必要な余白と同じように、心の余白があることで無理なく行動したり考えたりする事が出来るのです。
散らかった部屋で過ごすデメリット
まず物が散乱している状態そのものがストレスを感じる第一要因となりえます。
これは、目に入る物が多い事で視覚から得る情報量が多すぎる事により、脳がその状態を処理しきれていないからだそうです。
仕事から家に帰って散らかった部屋を見るというだけでもストレスが蓄積し、さらには疲労も回復しにくい状態になってしまいます。
捨てる事で心が軽くなる
物があふれている状態は、「 心の隙間 」を埋める行動だとも言われています。
では、この「 隙間 」を「 余白 」として捉えてみてはいかがでしょうか。
逆に考えれば
物が溢れていない=心の隙間≒余白
となり、部屋にも心にも必要な余白が生まれることになります。
隙間を埋めようと考えると、そんなに必要ではないものでも衝動買いしてしまったり、又は捨てられずに溜め込んでしまったりと、余計に身動きが取れない状態を自分で作り出してしまう事になります。
その反対に隙間の見方を変えることで、心が軽くなり晴れやかな気持ちになる事ができるのではないでしょうか。
買わないという選択肢
そもそも、物が散らかるということは「雑に扱ってもいいものが部屋に溢れている」という考え方が出来ます。
大切な物はちゃんと所定の場所にしまう事が出来るのに、それ以外のものは床やソファなどに乱雑に置いてしまいがちです。
雑に扱う事が出来るということは、自分にとって本当に必要な物ではない場合が多いです。
まずは今あなたが買おうとしている物が本当に必要な物であるか考えて見ましょう。
大切な物ランキングを作る
あなたの全ての持ち物の中で大切な物ランキングを作ります。
そして絶対に捨てられない物と、無くなっても問題ないもののボーダーラインを決めましょう。
その買おうとしている物が何位に入るのかを想像してください。
ボーダーラインより下のランキングに入るようなら、あなたにとってそれは今必要でない物になります。
そして、同時にその買おうとしている物を置く場所もしくは収納するスペースがあるのかを思い出してください。
ボーダーラインより上であったとしても、しまえる場所が無い場合はせっかく買ったとしても散らかる原因を部屋に持ち込む事になってしまいます。
物を捨てるコツ
例えば冬になると上着を羽織ると思いますが、素材や形状、色やブランドで使い分けたとして10着ほど持っているとしましょう。そして、あなたの部屋にある上着をしまっておけるスペースは丁度10着分だとします。
1ヶ月を30日だとして週休二日であるならば通勤は22日間あります。仕事に着て行くような上着は特殊な仕事にでも就いていない限り2着もあれば着まわすことが出来るでしょう。
休日は8日間ありますから1日ごとに違う上着を着たとして8着、これで1ヶ月10着の上着を着る事になります。
では、休日に着る上着に注目しましょう。
最初の休みで着た上着は来月まで着る事がありません。そして上着を着る季節は4ヶ月程度だと考えると、その上着は1年の中で4回しか着る事がありません。
そして次の年、流行やトレンドが変わりますから新しい上着を買ってしまいます。この時点であなたの上着は11着になり、キャパオーバーの状態になりました。
この時に収納を増やすと言う考えをしてはいけません。収納を新たに増やすという事は新しい収納スペース分の余白が無くなるという事です。
よく考えてください。1年で4回しか着ないものって本当に大切な物でしょうか。着物などのそもそも着る機会が限定される物は除き、普段使いする物なのに1年で4回です。
しかもこれは10着を平均的に着た場合ですから、本当はもっと差があり1年で1回か2回しか着ないものも出てくるかもしれません。
これって処分するよりもったいない事だとは思いませんでしょうか。
使っていない期間で別けていく
あなたの持ち物なかで優先順位というものがあるはずです。
そして優先順位が低い物ほど使う機会が少なくなっていきます。
上記の上着の話を例に挙げると、仕事で使う上着は2着、その他の上着8着のうちで、必ず平均的に着る場合を除いて、よく着る物とほとんど着ていなかった物に別けられると思います。
あなたの部屋の中で1年以上手をつけていないものはありませんか?
もしあるとするならば、それは今後も必要でない可能性が高いです。
このように1つ1つの物を使っていない期間に分け、1年、半年、3ヶ月、1ヶ月の4段階ほどで考えるとより処分できる物が明確になっていきます。
大切な物ランキングを使う
上記の例で説明すると、最後の方に11着目の上着を買ってしまっています。
入りきらない1着は必ず部屋の余白を埋めてしまいます。
この時に上着ランキングを作り、ボーダーラインを越えた物を処分する事により、収納からはみ出すことなく余白を保てます。
収納グッズは買わない方向で考える
上記の例の通り、収納スペースそのものが余白を埋めてしまっていると言うことに気づかなければなりません。
多すぎる収納は、「 まだまだ買っても大丈夫 」と判断してしまうので注意が必要です。
あくまで、収納は必要最低限であり余白を作る手助けをしてくれる補助的なものと理解する必要があります。
本来あるべき場所を考える
収納する場所を一つも持っていない場合は除いて、本来「 物があるべき場所 」というのが存在します。
本は本棚、衣類はクローゼットというように、本来そこにあるべき物がそこに無い状態、もしくは入りきらない状態であると部屋が散らかってしまいます。
入りきらない物は自分や部屋に対して供給過多として考えてみるのも必要になってきます。
整理整頓で部屋も心もスッキリ
とにかく、少しでも余白を作ってしまう事が肝心です。
考えるより先に行動してしまう事で余白スイッチが入ります。
余白の効果はとても大きく、ほんの少しでも余白を作る事が出来ればその余白を維持しようと考えます。維持が出来れば余白を広げていくのは意外と簡単であったりします。
部屋と心は繋がっていると理解できれば、どちらも意識する事はそんなに難しい事ではありません。
のすけってこんな人
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