【 過干渉な親にならために 】過干渉な親を卒業するための3つの心構え
前回までに、過干渉な親の特徴や子供に与える影響、過干渉な親から受けるストレスからの逃げ方などを記事にしてきました。
虐待やネグレクトで小さな子供を死なせてしまうというニュースがありますが、メディアでは必ずと言っていいほど「 容疑者は、幼いころに親から虐待を受けていたそうです 」という情報が流れますよね。
こんなことを言われたら、「 親からひどい扱いを受けていた子供は、将来親と同じことをしてしまう 」という先入観を植え付けてしまいます。
・親が過干渉だけど、私も将来そうなってしまいそうで怖い
・子供に対して過干渉になっている気がする
こんな悩みを持ったあなた。
将来に不安を抱えているあなたも、現状を変えたいあなたも、過干渉から抜け出しましょう。
今回は、過干渉な親にならないための心構えのお話です。
- 過干渉な親になってしまった原因
- 過干渉な親にならないためには
- 過干渉な親を卒業するための3つの心構え
- 【 過干渉な親を卒業するための3つの心構え 】まとめ
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過干渉な親になってしまった原因
過干渉な親にならない心構えを知る前に、まずは過干渉になってしまう原因を探っていきましょう。
過干渉な親は毒親と呼ばれ、子供に悪影響を与えてしまいます。
ですが、基本的には「 子供のため 」という思いがあるため、良くも悪くも教育熱心な親が過干渉に陥りやすいという特徴があるでしょう。
過干渉な親でも、そうでない親でも、子供を愛する気持ちはかわらないのかもしれませんね。
ではなぜ、子供にストレスを与えるような、毒親と呼ばれる存在に変わっていってしまうのでしょう。
これは、上に書いた「 親からひどい扱いを受けていた 」という理由が当てはまるようです。
過干渉な親になる原因 ① 適切な愛情を受けてこなかった
子供の頃、親からの愛情を受けずに育ってしまった場合、過干渉な親になってしまう可能性があります。
自分が子供を育てる時に
「 私ならこうしてあげる 」
「 私ならもっと上手に育てられる 」
という強い思いが、いつのまにか行き過ぎてしまい過干渉になってしまうのでしょう。
過干渉な親になる原因 ② 過干渉な親の元で育った
子育てや教育には、はっきりとした正解というものはありませんよね。
子供が成長して親になったときに、過干渉な子育ての方法しか知らずそれを真似してしまうと、過干渉な子育てが繰り返される事態になってしまいます。
過干渉な親になる原因 ③ 依存しやすい親だった
依存心が強い親は、子供にも依存してしまいます。
過干渉な親は、人生の生きがいが子供以外にはないため、子供を立派に育てる事に全身全霊を注ぐ事こそがすべてになってしまうようです。
子離れできない親などがこれに当てはまるでしょう。
過干渉な親にならないためには
あれ、さっき「 親からひどい扱いを受けていた子供は、将来親と同じことをしてしまう 」っていうのは先入観だって言ってたよね。
過干渉な親になる原因が【 親が過干渉だった 】とか【 親が愛情を受けないで育ってきた 】とか、先入観じゃなくて事実じゃないの?
確かに、過干渉な親になる原因は、過干渉な子育てが世代をまたいで繰り返されることや愛情の受け方によることもあるでしょう。
ですが、それが全てではありません。
「 蛙の子は蛙 」という嫌なことわざがありますが、親が過干渉だからと言って、子供も同じような親になるとは限らないのです。
逆に考えてみてください。
このような生活をしてきた子供は、こんな親の姿は嫌いなはずですよね。
実際に過干渉な親の元で育ったのなら、間違った親の姿を目の当たりにしているのですから、誰よりもその存在を理解しているはずです。
簡単に言えば、反面教師にしましょうということ。
誰しもが「 自分がされて嫌な事は、他の人にしてはいけない 」と教わってきましたよね。
親と子供の関係も同じです。
子供の頃にとてもつらい思いをした経験は、自分の子供に味合わせてはいけません。
過干渉な親を卒業するための3つの心構え
一度過干渉な親になってしまったら、もう治らないの?
基本的には、子供が親に対して「 いつかは治るだろう・・・ 」と期待するのはおすすめしません。
親が自分の意志で、過干渉な親という存在に気づき理解しなければ、治る事は無いでしょう。
ただ、もし「 こどもにつらい思いをさせていた 」と気づくことが出来たのであれば、過干渉な親からの卒業はぐっと近づきます。
過干渉な親をやめるには以下の3つの心構えを意識すること。
・子供も一人の人間だと理解する
・24時間立派な親でいることをやめる
・「ありがとう」と「ごめんなさい」をちゃんと伝える
過干渉な親をやめる心構え ① 子供も一人の人間だと理解する
過干渉な親というのは子供を見ているようで見ていません。
過干渉な行動には【 決め付け 】や【 思い込み 】で、親が子供に対して価値観を押し付けてしまっているために起きる行動です。
子供が一人の人間として、親とは違う意見や考えを持つことが出来るという事を理解する必要があるでしょう。
まずは子供の話をしっかり聞きましょう。
無理やり話す必要はありませんが、きちんとコミュニケーションを取ろうとする姿勢が大事です。
過干渉な親にならないための心構え ② 24時間立派な親であることをやめる
買い物を楽しむ一人の女性でもいいでしょうし、趣味に没頭する一人のおじさんでもいいです。
ランチを楽しむ夫婦というのもありですね。
過干渉な親は、世界の中心が子供であり、常に立派な親を演じようとしてしまいます。
24時間のうち少しでもいいので自分のための時間を作るを意識しましょう。
立派な親であることを意識しなくても、親であることに変わりは無いのですから、無理に意識をする必要はないですよね。
自分のための時間を持つことは、それ自体が過干渉な行為から離れることに繋がります。
過干渉な親にならないための心構え ③ 「ありがとう」と「ごめんなさい」をちゃんと伝える
【 ありがとう 】と【 ごめんなさい 】はコミュニケーションの基本ですよね。
相手が大人だろうが子供だろうが関係ありません。
過干渉な親は【 自分は間違っていない 】と 思い込んでいたり、良い結果だけに執着していたりする場合があります。
適切な愛情は適切なコミュニケーションからしか生まれません。
【 過干渉な親を卒業するための3つの心構え 】まとめ
過干渉な親は毒親と呼ばれ子供から嫌われる存在ですが、もしかしたら、本当は誰よりも我が子を愛したいのかもしれません。
ただ、その表現方法や教育方法が間違った方向に進んでいってしまうために過干渉になってしまっただけなのかもしれません。
私の親も過干渉な親であり、親子の縁をきるまでその態度が治る事はありませんでした。
この経験した苦しみは一生忘れませんし、親を許すことは一生ありません。
この記事を読んでくださった方は、私のようにならないことを願います。
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