【離婚問題】価値観の違いを理由にするなら二度と結婚しない方がいい

 

1.価値観とは

 

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芸能人の離婚報道や、身近な人が離婚したときに理由を聞けば「性格の不一致」「価値観の違い」などの台詞をよく耳にしますが、そもそも【価値観】とは何でしょうか。

【価値観】とは、物事の優先順位や捉え方、考え方など、全ての事柄に対して自分がどう判断し何を大切にするのかを判断するレベルの事をいいます。

 

例えばAの人は「お金が一番大事で常に仕事の事を考えている人」です。

例えばBの人は「パートナーと一緒にいる時間が何より大切」だと思っている人です。

この二人の時間やお金に対する価値観が違う事は一目瞭然ですよね。

 

 

 

2.価値観の違いで離婚すると言う事は

 

離婚

上記にあるように、AさんとBさんは全く違う価値観を持っています。

この二人が何かの理由でお互いに惹かれあい結婚したとしましょう。

Aさんは家族のために必死で働き、住宅や車のローン、子供の学費などの為に頑張っています。当然家族と過ごす時間は少ないし、必死に働いているのに家計にはそんなに余裕はありません。

Bさんは結婚後、出産や子育ての事もあり専業主婦になりました。毎日節約の事を考え少しずつ貯金をし、家族旅行にでもいけたらいいなと思い頑張っていますが、夫は休日まで仕事をしていてとても寂しい思いをしています。

これは極端な例ですが無い話ではないでしょう。

お互いに家族のためという目的は合致しているのに、何故だか心はすれ違ってしまいます。

それは、夫婦お互いがそれぞれの役割に固執し自己主張の塊となってしまい、自分の価値観という物を相手に押し付けてしまう事により生み出されるちょっとした歪なのです。

最初はちょっとした歪みでも、時間と共に段々と歪みが大きくなると相手にそのストレスをぶつけるようになってしまいます。

これが価値観の違いによって起こる離婚となります。

 

 

 

3.価値観が違うのは当たり前

 

このように文字に起こすと価値観の違いと言うのは簡単に見えてくる物です。

あなたの人生において、何もかもあなたと同じ考えや行動をとる人物にめぐり合った事はありますか?

この世に似ている人はいたとしても、誰一人として同じ人間はいないと言う事は考えずとも判っているはずです。

もしこの先の未来、クローン技術が進歩し、見た目は違えどもあなたと同じ中身の異性が生み出されたとします。

あなたはその相手を好きなる事が出来ますか?

あなたが自分で理解している理解していないに関わらず、あなた自身の短所や欠点、弱点や嫌なところなど全て同じ人間なのです。

どうでしょうか。気持ち悪くありませんか?

誰もが違って、その自分が持たざる部分を尊敬できたりする事が「好きになる」と言う事ではないでしょうか。

では何故、尊敬できる人と惹かれあい結婚にまで至ったのに、価値観の違いで離婚になってしまうのでしょうか。

 

 

 

4.価値観は変化するもの

 


価値観と言うものは、あなたの置かれている環境や状態によって変化するものです。

価値観の違いというものを理解しているつもりになっていても、この「変化」というところまでたどり着かない人は多いんではないでしょうか。

好きになったときの価値観は似ていたのかもしれません、又はその価値観の違いを理解したうえで好きになったのかもしれません。

ですが、恋愛時代から結婚し家族になると、その身がおかれる環境や状況はガラッと変わります。この時に価値観はある程度変化していくのです。

この「変化」を理解できないまま過ごしていると、「結婚してから変わった」などと言い、価値観の違いを理由に離婚に至ってしまうのです。

 

 

 

5.価値観を受け入れる方法

 

お互い好きで結婚したのですから、できれば離婚はしたくないですよね。

価値観の違いを受け入れると言う事は、夫婦生活を今後何十年と共にしていく上でとても大切な事です。

大きく4つの方法をまとめましたが、やはり何より大事な事は、価値観に縛られずに、相手を大切なパートナーとして、そして一人の人間として受け入れる事です。

 

 

5-1.相手を尊重・尊敬すること

 

お互いに、一人の人間として尊敬し尊重する事で長い人生を共に歩めるのだと思います。

最初から否定の気持ちでは、心が良い方向に変化する事はありません。

自分の考えだけを押し付けずに、相手の気持ちに立って考える事が大切です。

 

 

5-2.価値観の違いを楽しむ

 

自分と違う考えを聞く事は、とても貴重な体験なのです。

「私はこう思うけど、あなたはどうかな?」と自分から意見を引き出す事も、夫婦の会話が広がるチャンスだと捉えるべきです。

 

 

5-3.無理に合わせようとしない

 

嫌われるのが怖いからといって無理に相手に合わせる必要はありません。

むしろ、無理に合わせる事はストレスになってしまいます。

ストレスは甘くみてはいけません。大きな問題となって自分に帰ってきてしまいます。

そして、無理に合わせる事はどうしても長くは続きません。合わせない事で嫌われるぐらいであれば、そんな小さな器の相手はこちらから捨ててやりましょう。

 

 

5-4.小さな幸せを見逃さない

 

どんなに価値観が違っても、夫婦生活を営んでいれば小さな幸せが所々に転がっていると思います。その小さな幸せは、一人で掴んでもちっぽけな物かもしれませんが、パートナーや家族と共有する事により何倍にも大きく膨らむ可能性を含んだ幸せです。

その幸せを見逃さないことが大切です。

 

 

 

6.同じ失敗を繰り返さないためには

 

失敗

すでに価値観の相違で離婚してしまった場合は、また次の恋愛に向けて同じ過ちを繰り返さないようにしなければなりません。

それは同じ価値観の人を探すよりも簡単で、より現実的な方法を選択する事です。

 

 

6-1.離婚の原因は自分であると考える

 

まずは価値観の違いで「何故最終的な判断として離婚する事になったのか」を考えましょう。

この時に「相手が悪い」と思うならば二度と結婚しない事をおすすめします。

あなたは結婚する前もしくは離婚する前と何も変わらない考えの持ち主のようですから、きっとまた結婚してもすぐに離婚する事になるでしょう。

相手を変えるというのはとても難しい行為です。ですが自分が変わるというのは案外簡単だったりもします。

価値観を含め相手を受け入れられなかった事が離婚の原因だとするならば、まずはあなたが先に相手を受け入れると言う事が大事になってくるのではないでしょうか。

お互いに大切に思いあっているパートナーであれば、あなたが変わる事で相手も少しずつ変わっていく可能性だってあります。

まずは、自分が結婚生活中にどんな人間であったかを見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

7.まとめ

 

現在日本の離婚の原因となる一位の理由が「性格の不一致、価値観の相違」となっています。

離婚というものを人生の汚点とは考えるべきではありません。

離婚した事がない人にとっては経験した事がない事なのですから、あなたは離婚という経験から多くのことを学ばなければなりません。

あなたが人として大きく成長できるチャンスだと捉えましょう。

きっと幸せな未来が築けることでしょう。

 

 

 

 

 

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