【イライラ!】人は何故すぐ謝ることが出来ないのか考える

 

1.謝らない人、いますよね?

 

ちょっとした会話の中でも、相手を気遣う事は必要不可欠ですが、どうしても気に障るようなことが口走ってしまったり、又は自分の意図しないところで相手が不快に感じてしまったりすることがあります。

会話だけではなく行動面でも同じよう事が起きてしまいます。

こんな時に「ごめんね」すぐ謝ることが出来たなら、険悪な空気が長くその場を漂う事も無いですし、お互いの心の傷口は最小限の痛みで済むはずです。

また、「謝らない」ということが原因で相手から嫌われてしまい、最悪の場合は縁を切られてしまう事だってあるでしょう。こうなってしまうと関係を修復するは極めて困難になってしまいます。

何日もたってから「あの時はごめん」という場合もあるでしょう。相手があなたから謝ってくれるのを純粋に待っていてくれればいいのですが、時すでに遅しなんて事もあるかもしれません。「もっと早く謝っていれば・・・」と後悔しても遅いのです。

頭では「悪い事をしてしまった」「なにか誤解させてしまったかもしれない」と分かっているのに、ごめんの一言が出ない。これには何か原因があるのでしょうか。

今回は「すぐに謝る事が出来ない人の心理」を探っていきたいと思います。

 

 

 

2.すぐに謝る事が出来ない人の性格的特徴

 

イライラ

すぐに謝る事ができない人の大きな特徴としては総じて「プライドが高い」という事です。

その高さたるやエベレストより高いかもしれませんが、それは本人の弱さを隠すために作った大きな壁であります。

謝らない本人は、その壁の内側で内心ビクビクしているのがこちら側から丸見えであるため、こちらはさらにイライラしてしまうのかもしれません。

最初から謝る気が無い人の事は今回は放っておきましょう。

たぶんその人は自分が悪いなんてことは微塵も感じていないでしょうから、人間性の欠如を疑って一旦距離を置いてしまいましょう。

それでは、具体的な特徴を見ていきたいと思います。

 

 

2-1.見栄っ張り

 

弱い

人に謝るという行為が、「相手より自分のほうが下であると認める行為」と思い込んでしまっているのではないでしょうか。常に優位にたっていたいと思っている人であれば、自分より下に見ている人間に対しては素直に謝る事が難しくなっているんだと思います。

「弱い犬ほどよく吠える」という言葉がありますが、見栄を張るということは弱い自分を隠す行為であり、自分の自尊心を守るために謝る事が出来なくなってしまいます。

 

 

2-2.頑固

 

硬い

頑固な性格の持ち主は、自分に非があることは分かっていても、それを認めたくないと思ってしまいがちです。頑固な人ほど精神的に打たれ弱い面があるので謝るという弱い部分を相手に見せる事が出来なくなっているのではないでしょうか。

 

 

2-3.頭の回転が速い

 

頭

次から次へと論点を変えていき、自分に非があるにもかかわらず、あたかも相手が悪かったように言葉で責めてくるタイプの人です。自分を正当化することで、責任の所在が相手にあるよう見せ掛け自分が謝らないで済むような状況を作り出してしまいます。

 

 

 

3.すぐに謝る事が出来ない人の心理

 

f:id:rrhjn7238:20191222231607j:plain


性格的に謝る事が苦手な人というのが見えてきましたが、もう少し噛み砕いていくと「謝りたいのに謝れない心理」というものが存在するようです。

頭では謝りたいとは思っていても、それが口から出てこない心理とはなんでしょうか。

 

3-1.謝る事に慣れていない

 

性格上謝る事を避けてきました人からすれば、謝るという行為自体に慣れがなく、とっさにごめんという言葉が出てこなくなっている場合があるようです。自分の感情を普段から表現する事や説明する環境がなかったためか虚栄心が高くなってしまい「ごめん」の一言が頭に浮かんでくるのにタイムラグがあるのかもしれません。

 

3-2.タイミングを逃す

 

タイミング

「このタイミングで謝ろう」と思っていても、思い通りに状況が進展しなかったり、さらに責められ続けてしまったりするとタイミングを逃してしまい、謝りそこなってしまうという場合です。謝る気持ちはあるし、のどのすぐそこまで言葉が出てきているのにタイミングを計っているうちに、自分が思っていたベストのタイミングを逃してしまい中々謝る事が出来なくなってしまうようです。

 

3-3.さらに怒られると思っている

 

謝ったとしても、さらに怒られ責め続けられるのではないかという恐怖心から、悪いとは思いつつ謝る事が出来なくなり萎縮してしまうパターンです。必要以上に怒られ続けた経験がある人は「謝っても怒られる」という思考になってしまい、すぐには謝る事が出来なくなってしまっています。

 

3-4.とっさに嘘をついてしまった

 

「まずい」と思った瞬間、とっさに嘘をついてしまい結局謝る事が出来なくなってしまったパターンです。普段から自分を守ろうという意識が高いと嘘をつく気が無くても、考えるより先に口が嘘をついてしまっているのでしょう。嘘は多くの場合ばれてしまいますので、状況がより悪化してしまい余計に謝りずらくなってしまいます。

 

 

 


4.謝ってくれない人への対処法

 

謝ってくれないという行為には、やはりイライラしてしまいます。場合によってはしっかりと注意が必要になってくるでしょう。

ですが謝りたくても謝れないような人の場合、謝れない状況を作り出してしまっているのは、むしろこちら側なんではないかと考えて見る事も大事です。

 

4-1.タイミングを逃している人の場合

マシンガンのように相手の非を指摘したりしていませんか?

本人は謝る気があって、そのタイミングを待っているだけなのですから、少し心に余裕を持ってみてはいかがでしょうか。

素直になるというのは、誰でも出来るような簡単な事ではなく少し時間がかかってしまうだけなのです。

もしこちら側が言い過ぎてしまったなと思うようであれば、先にこちらから「ごめん」と言ってあげれば、相手もすぐに謝る事ができるでしょう。

 

4-2.さらに怒られるのではないかと思っている人の場合

謝る事で、許される事と許されない事はあるでしょうが、それ以前に謝罪の気持ちと行動が大事という事をわかってもらう必要性があると思います。

恐怖心を抱えたままではいつまでも謝る事から遠ざかってしまいますので、許される状況や心持であるなら「謝ってくれたならばスパッとそこでその話は終わり!」ぐらいの気持ちで接してあげましょう。今後の事を考えても、相手の成長を促してあげる事は必要であると思います。

 

4-3.謝る事に慣れてない人の場合

そもそも謝る事を避けてきたのですから、謝らなければならないという事をしっかり注意し教えていく必要があります。

謝らなくてもなんとなく許されてきたという事から、謝らなければ許されないという状況を脳に叩き込まなければなりません。

泣けば許されるというような考え方も同じでしょう。

かといって、頭ごなしに叱り付けていては自分も疲れてしまいますし、相手も萎縮してしまうかもしれませんので、落ち着いて理論的な部分と感情的な部分を上手く使い分けて説明してあげましょう。


 

5.謝る事で評価が上がる

 

上がる

自分の非を認めることは弱い事で、そんな部分を見せてしまえば自分の評価は下がってしまうんではないかと勘違いしている人もいるようですが、「しっかりと謝る事が出来る人」というのは、きちんと自分が何をして何が間違っていたのかを理解できる人であり、それをを理解できているという事は、そうならないための対策をとる事が出来る人でもあります。原因を考え対策をとるという事はどんな状況でも評価が上がる人物像なのではないでしょうか。

ただ謝ればいいんでしょうという考えや態度の人は論外なりますが、自分の非を認め謝るということは弱い事ではありません。真剣に謝っている人を鼻で笑っているような人は、多分ですが謝れない人なのでしょうね。

素直になる事は意外に難しい事ですが、人としての誠意や礼儀を重んじ日々邁進する事で人間としての器は一回りも二回りも大きくなるのではないでしょうか。

 

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ