【 未成年に伝えたい 】毒親の呪縛からは簡単に逃れることが出来ないという話【 のすけ的毒親考察 】
毒親についてまとめた記事を書いてから約半年が過ぎました。
毒親というキーワードを知ってすぐに書いた記事ですが、検索順位が徐々に上がってきていますので、関心がある方が多いのだなと実感しています。
この【 毒親完全攻略 】という記事では
などという話をまとめています。
今回は【 自分の親が毒親だったらどうすればいいか 】という部分を、私の経験を踏まえて、もう少し掘り下げて話していきたいと思います。
毒親の呪縛
毒親は子供を洗脳し、自分の思い通りに行動させようとします。
思い通りにならない子供は、育児放棄されたり、暴力や暴言を吐かれるなど、とてもつらい子供時代を過ごすことになるということはご存じの方も多いはず。
子供は親に認めてもらうため、親の機嫌を損ねないように、怒られないように、本当の自分の気持ちという物を隠して生活することになりますよね。
この期間が長ければ長いほど、子供の心は親に支配されていきます。
これは、洗脳というより呪いと言っても良いでしょう。
人によっては呪縛や呪詛( じゅそ )という言葉を使う方もいるようですが、それほどまでに心を侵食されているという事実に苦しんでいる方がいるという事です。
自分の親が毒親だったら
上で紹介している毒親完全攻略の記事では「 毒親とは関わらないことが一番の攻略法 」と書きました。
これに間違いはない。
私の経験上、毒親と関わり続ける事で良かったことやメリットを感じたことは何一つありません。
毒親の元で苦しい思いをしていたり、つらい現状があるなら、出来るだけ早く親と関りを断つように行動するべき。
自己紹介記事の中で書いていますが、私が親と縁を切ることが出来たのは30歳の時です。
妻と子供を連れて実家に戻った数か月後の事でした。
ここで詳しく説明することは省きますが、生まれてから数えると30年もの間毒親や家庭環境に悩み、苦しみながら生きてきたことになります。
出来るだけ早く毒親と縁を切る事をすすめる理由
私がなぜ「 毒親とは早く縁を切るべき 」と、強く断言するのかという理由は、30歳では遅すぎたという結論に達したから。
この結論に至るには2つの理由が存在します。
大人になると親の記憶が強くなる
大人というのが20歳からなのか、精神的な部分であるのかは置いておいて、年齢を重ねるごとに毒親の記憶が脳に強く定着して離れなくなります。
一種のトラウマとも言えるでしょう。
私の場合
・知らない人がしたくしゃみ
・車の音
・親の車と同じ車種を見たとき
・親の名前と近い名称や名前を見たり聞いたりしたとき
など、親に関する特徴を感じた瞬間に嫌な記憶が呼び戻され、心臓を握りつぶされるような思いを感じます。
「 毒親に心を支配される 」とはまさに言葉通りの意味で、親の記憶が鮮明に残っているほど、後の人生に大きな影響を及ぼすことになるのです。
30歳で親との縁を切った私が、20歳で縁を切っていた場合、なにか未来が変わったのかと言われればそれは分かりません。
ただ、縁を切って10年たっていたら少しは親の記憶が薄まっていたと思わずにはいられないことは確かです。
病気になってからでは遠くに行くことが出来ない
親と縁を切ったとはいえ、同じ市内などで暮らしてはいけません。
必ず毒親の存在に怯えることになります。
私は、うつ病や双極性障害の発症後で満足に働くことが出来ず、貯金もなかったため県外に出ることが出来ませんでした。
今現在も毒親と同じ市内で生活していますので、完全に呪縛から解放されることはありません。
これは親だけでなく、実家の近所の人から目撃された場合も親に情報が洩れる可能性があるため、人目が怖くなり、外出自体が出来なくなってくるという状態を引き起こします。
未成年が毒親から逃げる具体的な方法
未成年のうちは親と縁を切るのは中々難しいでしょう。
自分の将来のため、親を利用するという割り切った考えを持つことが必要になることもあります。
ただ、実際に身体に被害を加えるような毒親であった場合は、すぐに相談して保護してもらいましょうね。
命にかかわるので、限界まで耐える必要はありません。
親は利用するものと割り切れる環境にあるなら、考えるのは以下の2点。
・お金を稼ぐ方法を考える
・お金を貯める
何をするにも、まずはお金です。
人生お金が全てという訳では無いのでしょうが、基本的に状況を改善するためにはお金が無ければどうすることも出来ません。
お金という部分に全身全霊を注ぐことこそ、早い段階で親と縁を切ることが出来る唯一の方法です。
この問題をクリア出来たら、後は好きな土地で好きな仕事をし、ゆっくりと心を休めることが出来るようになるでしょう。
未成年が毒親から逃げるためのNGな方法
いくら早く親と縁を切りたいからと言っても、やってはいけない方法があります。
その方法とは「 家出 」です。
未成年のうちは、どんなに足掻こうとも親の監視から逃れることは出来ません。
なにかトラブルがあった際には必ず親に連絡がいくようになっています。
親が呼び出され、家に連れ戻され、ひどい扱いを受けたとしても、この記憶が鮮明に残り親の呪縛から解放されることが難しくなってしまいます。
自分で自分の首を絞めるような軽率な行動はとるべきではありませんよね。
毒親の呪縛、まとめ
毒親の呪縛から解放されることは簡単な事では無いようです。
親と縁を切ったら心が軽くなるというのは一時的なもので、結局は毒親の存在が消えてなくなる事はありません。
人の脳には楽しい記憶よりも、つらい記憶、苦しい記憶の方が鮮明に残るとされています。
心も一緒ですよね。
脳と心が繋がっている以上、洗脳も心の呪縛も簡単には切り離すことが出来ません。
ですが、記憶は時間がたてばたつほど、薄まっていく事も事実です。
毒親の呪縛から解放されるには、長い時間が必要です。
呪いにかかっていた時間が長ければ、その分治癒にかかる時間も長く必要でしょう。
ですから、出来るだけ早く、毒親とは関係を断って遠く離れることが必要なのです。
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