うつ勝ちレシピ【7品目】若にんにくと牛モツの味噌煮込みうどん
【若にんにくと牛モツの味噌煮込みうどん】
調理時間目安【30分】
山形県の新名産『若にんにく』を使ったレシピです。
『若にんにく』は発芽したばかりのにんにくのことで、葉、茎、実、根の全てを食べることが出来る新しい食材です。
一般的には天ぷらが美味しいとされる若にんにくですが、今回はこってりとしたモツ入りの味噌煮込みうどんに放り込んでみました。
結果、最高においしいレシピの誕生です。
材料(1人前)
今回は19センチの鍋を使っています。
うどん・・・1玉
牛白モツ・・・100g
若にんにく・・・3本
大根・・・50g程度
板こんにゃく・・・30g程度
もやし・・・20g程度
木綿豆腐・・・20g程度
長ネギ・・・少々
ニンニクチップ・・・大さじ1
粗挽き唐辛子・・・1つまみ
しょうが(みじん切り)・・・少々
水・・・加減を見ながら
☆赤味噌・・・大さじ3
☆砂糖・・・大さじ2
☆おろしにんにく・・・小さじ1
☆酒・・・少々
●ラー油・・・少々
作り方・ポイント
生モツの下処理は手間がかかるので、可能であれば下処理されているものを買った方がいいです。
どうしても生モツを使いたい方は下処理をします。
※モツの下処理方法
1.モツを塩でもみます。
2.モツを茹でます。
3.お湯をきって、モツをお湯で洗います。
4.新しい水でモツを茹でます。
5.2~4をあと2回繰り返します。
これであらかたの下処理は終わりです。
柔らかくしたい場合は、5の後にネギや生姜、クズ野菜などと一緒に煮込んでください。
脂身が多すぎるようでしたら1の前に脂身を切り落とします。
下処理されているモツでも1度沸騰させたお湯にくぐらせると、しっかりあく抜きが出来ます。
鍋に大根と大根が隠れるぐらいの水を入れて、箸がすんなり入るぐらいまで火を通します。
その間に味噌と調味料を合わせておきます。
混ぜ合わせても味噌が固いようでしたら水を加えて少しのばしておきます。
大根に火が通ったら、若にんにく以外の残りの具材を加えます。
具材からも水分が出るので、水は少なめに加減します。
合わせた味噌も入れて煮込みます。
具材がしっかり色づいたら若にんにくを上に乗せさらに5分ほど煮込みます。
最後にラー油を回しかければ完成です。
汁気が少ないようでしたら味を見ながら水を足してください。
レシピの説明
なんといっても注目すべきは『若にんにく』です。
通常のにんにくでも栄養価は高いのですが、この若にんにくは通常のにんにくと比べて
- ミネラル含有量が約9倍
- カルシウムは約10倍
- 鉄分は約9倍
- 亜鉛は約4倍
等となっており、びっくりするほど栄養価が高いのが分かります。
そもそも発芽直後というのは最も栄養価が高い状態であり、少し前から注目されているブロッコリースプラウトなどと同じスプラウト野菜の1つです。
ミネラル・鉄分・亜鉛はうつ病の予防や改善に大きな効果を発揮しますが、効果はそれだけではなくがん予防の効果がトップの野菜でもあるのです。
ニンニクといえば気になるのが匂いですが、いくら栄養が高くても匂いがきついのであれば食べる時間や場所は気を付けなければなりません。
ですが、若にんにくではそのような心配はいりません。
多少のにんにくの風味は感じますが、気になるほどの匂いはなく調理次第では全く気にならないレベルまで抑えることが出来ます。
触感はシャキシャキとしていて、一般的なにんにくの芽として売られているものよりも断然柔らかく、ニラやネギに近い感覚です。
残念ながらこのレシピでは、ニンニクチップもすりおろしにんにくも使っていますので匂いを気にしないで済む若にんにくのメリットを消してしまいますが、モツの美味しさを最大限引き出すには致し方ないというところです。
牛モツの栄養はと言うと、ビタミンB群やミネラルがたっぷり含まれた食材です。
しっかり油を落としたモツであれば、カルビやハラミなどの部位よりもはるかに低カロリーであり100gあたり150kcal程度しかなく、意外と低カロリーな食材であることは知られていません。
またモツで思いつく栄養素と言えばコラーゲンですが、コラーゲンもアミノ酸の一種です。
美容効果が高いと言われているコラーゲンですが、残念ながら実際のところ根拠のない情報のようです。
美容効果に着目するのであれば、ニンニクの方が効果が高いです。
にんにくは血中コレステロールを下げ血液の循環をサラサラにしてくれる成分があります。
血行が良くなることは、肌の血色が良くなるだけでなく肌に潤いを与えてくれることにもつながります。
また、化粧水や美容液なども浸透しやすい肌に変わっていきます。
抗酸化作用を促進してくれるので、アンチエイジング効果に期待できます。
若にんにくは、ネットからでも注文できるようです。
うつ勝ちレシピとは