【 うつ病闘病日記 】高校生の娘が妊娠しました
闘病日記を書くのはかなり久しぶりですね。
闘病日記なんていう大層な名前を付けていますが、要はただの日記。
日記なんてものは人に見せるようなものではないし、有名人でもない限り誰がその辺の人の日記に興味なんて持つのだろうか。
なんて思っていますが、とりあえず吐き出したいから書きますね。
高校生の娘が妊娠
記事のタイトルにも書いていますが、高校生の娘が妊娠しました。
娘と言っても妻の連れ子で血縁関係はないし、そもそも妻というのも実態の話であって籍を入れているわけでもない。
でも、気持ちでは私の娘だと思っています。
私が実の親と縁を切っている以上、家族と呼ばれる繋がりに血は関係ないですから。
話を元に戻しましょう。
相手は同じクラスの同級生。
良い話ではないですが、ありえない話でもないですよね。
ここまでは、初心者脚本家でも書けるような話です。
問題はここから。
普通というか、一般的には高校生の娘が妊娠したとなったら「 おろすかどうか 」で悩むでしょう。
親としては相手をぶん殴りたいはずです。
「 大事な娘に何をしてくれたんだ 」「 娘の人生を返せ 」ってね。
うちはそうじゃなかった。
娘の妊娠が発覚した時期
娘の妊娠が発覚したのは、赤ちゃんを身ごもってから【 33週目 】でした。
約8か月ですよ。
人工妊娠中絶が出来るのは約21週目までです。
娘の場合は中絶できる時期から10週以上過ぎていますし、むしろ臨月の方が近いんです。
【 赤ちゃんを産む 】という選択しか選べない状況。
この状況を知ったとき、私の頭と心は驚くほど冷静でした。
妊娠させた相手、妊娠してるかもしれないことをずっと隠していた娘、それに気づけなかった私と妻、すべての原因が結び付かなかればこのような状況にはなりません。
私は元々冷たい人間なのでしょうね。
娘が妊娠という状況に対して、お金の問題と、妻と私の精神的な負担を真っ先に考えてしまいました。
我が家は生活保護という特殊な環境に身を置いています。
普通に働いて、普通に貯金もあって、普通に暮らしている家族にはない状況の中で、私は誰も責める資格はないのでしょう。
むしろ、責められるべきは私なのですから。
妊娠が発覚した理由
娘は体系や服装的に妊娠が分かりずらかったのと、あまり自分の事を喋るようなタイプではなかった、という言い訳は前提としてあります。
では、なぜ妊娠が発覚したのか。
それは、病院に行かざるを得なくなったから。
普通妊娠したともなれば、つわりがあったり、だるさがあったりするでしょう。
うちの娘は、いたって健康。
元々ある片頭痛以外の体調不良は家でも学校でもありませんでした。
驚きなのは、そこそこ急こう配のある通学路を平然と自転車通学していましたし、運動部の部活にも問題なく出ていたんです。
これにはお医者さんも笑ってましたよ。
で、なんで病院に行くことになったのかというと、足のむくみがでたから。
ある日突然、娘の足が象の足のように膨らみました。
最初はクリームパンみたいなどとふざけていましたが、一晩経っても良くなる気配がなく、痛みもあるということだったので病院に連れて行こうとしたその時です。
娘がぽろっと「 最近、お腹が動くんだよね 」と、一言。
もうこれは産婦人科に直行ですよ。
妻はまさかという気持ちで、一度検査薬を使おうと言いましたけどね。
生理もしばらくきていないなんて話も出たので、これはもうほぼ確実。
娘として隠したかったのか、言いだしづらかったのか、又はその両方か。
どちらにせよ結果として妊娠して8か月という状況は本人としても驚きだったようで、しばらく泣いていました。
出産までの準備期間
一般的には、妊娠がわかってから出産までに2か月もないなんてことは少ないですよね。
数か月かけて心の準備や物の準備をしていくものでしょう。
娘の本心は私にはわかりかねますが、母は強しという事なのでしょうか。
結構冷静なんですよね。
もちろん実際に子育てとなったら、経験したことのない苦労を味わうのでしょう。
それに、高校生という若さも一つの障害ではあるでしょう。
こればっかりは、頭で考えても仕方のない事で、経験して解決するしかない問題ですもんね。
終わりに
この日記を書いている今も、娘のお腹の中にいる赤ちゃんはすくすく成長し、ついに臨月を迎えました。
産むという選択肢しかない私達家族は、赤ちゃんを受け入れる準備に大忙しです。
手続きや話し合いなど、やる事が多く精神的に不安定な私と妻はだいぶつらい毎日ですが、赤ちゃんが元気に生まれるその日まではやるべきことをやらなければいけません。
赤ちゃんの父となる人については、すでに娘と別れているという経緯もありますが、成人しても私ら家族が受け入れることはないという話はついています。
あくまでも養育費などのお金だけの繋がり以上に踏み込むことは認められません。
とはいっても、赤ちゃんには何の罪もないとはよく言ったもので、実際に生まれてくるとなると、どんな子なのか楽しみになるという不思議な感覚です。
名前も決めましたし。
我が家の家族関係も一般的ではないので、赤ちゃんからしてみても私の存在って曖昧なんですよね。
家族としてはおじいちゃんですが、書類上は赤の他人なんですから。
不思議な家族の在り方っていうのも、別に悪いわけではないと思いたい。
今後は、妊婦さんや赤ちゃん向けの記事も書いていこうと思います。
このブログはますます雑記になりますね。
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