【 やかんは材質で選ぶ! 】やかんの7つの材質別の特徴と選び方
あなたのお家にやかんはありますか?
そのやかんを選ぶときに注目したポイントはどこでしょうか?
値段とか、見た目とか?
それ、すごくもったいないですよ!
やかんは材質まで考えて選ぶべきなのです!
材質?
お湯が湧けば一緒でしょ?
そんな考え、ノンノンノンですよ!
・やかんなんてどれも一緒でしょ?
・やかんを買い替えたい
・おすすめのやかんを知りたい
そんな悩みを持ったあなたのための記事!
やかんの材質の違いって?
やかんの材質に気を配って選ぶ人は少ないですよね。
一般的なやかんの選び方
・値段が安ければ何でもいい
・軽いか重いか
・おしゃれかどうか
こんな感じですよね。
やかんは、お湯を沸かす以外に使い道がないですから、こだわりを持って選ぶ人は少ないです。
ですが、お湯を沸かす事だけを役目にした調理道具だからこそ、やかんの材質には注目していただきたい!
やかんの材料になる素材は、だいたい7種類。
材質ごとにそれぞれ個性的な特徴があり、やかんを選ぶ際の重要なポイントになってくるのです。
やかんの材質別の特徴と選び方
やかんの材質一覧に書いたように、7種類の材質別に特徴を見ていきましょう。
やかんに求めることはお湯を沸かす事ただ一つですが、材質ごとの特徴を見て選ぶ方が、より自分の求めているやかんを見つけ出すヒントになるはずです。
やかんの材質別の特徴①【 アルミ/アルマイト 】
ザ・やかん。
これこそ日本人の心の奥底にあるやかんの姿。
アルミのやかんの特徴は値段の安さと熱伝導率の高さ。
ただ、IHのクッキングヒーターでは使い物にならない。
理由については、専門的な用語が沢山出てきてついていけなくなったので、とりあえずIHでアルミのやかんが使えない事だけは覚えておこう。
アルミ製やかんの特徴まとめ
・値段が安い
・軽い
・熱伝導率が高め
・柔らかいので凹んだり傷つきやすい
・水で腐食していく
・IHのクッキングヒーターでは使えない
・沸いたお湯が冷めやすい
アルマイトは、アルミに表面処理をしたものの事を言います。
円筒型のストーブの上に置いてあるイメージがあるやかん。
アルマイトはアルミに処理をして、腐食に強くしたものと覚えておきましょう。
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やかんの材質別の特徴②【 ステンレス 】
多くの人が使っているであろうステンレス製のやかん。
アルミに比べて重いですが頑丈です。
( ※ちなみにアルミとステンレスの比重の差は2.7対7.9で約3倍 )
ステンレスの熱伝導率はアルミに比べて悪いですが、熱が逃げにくい性質なのでお湯は冷めにくい。
ずぼらな人にはステンレス製やかん一択ですが、ちゃんと手入れすればいつまでもピカピカです。
ステンレス製やかんの特徴まとめ
・アルミよりは沸騰しにくい
・でも冷めにくい
・頑丈で錆びない
・汚れも落としやすい
・IH対応
・値段はピンキリ
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やかんの材質別の特徴③【 鉄 】
囲炉裏とか茶室とか、渋いイメージのある鉄製のやかん。
鉄瓶とも言いますね。
鉄瓶を使う最大のメリットは【 勝手に鉄分の補給が出来る 】という事。
鉄を使ったやかんですから、お湯を沸かすだけで中に鉄分が溶け出して、あっというまに体にいいお湯の出来上がり。
鉄分は必須栄養素のくせに、日本人が不足しがちな栄養素トップ3に入るほど。
そんな悩みは、鉄瓶を使えば簡単解決です。
水道水のカルキを飛ばしてまろやかにしてくれると、最近では海外でも人気らしい。
鉄瓶で白湯を作れば最高ですね。
ただ、めんどくさがりの人はざったいに錆びさせるから注意。
鉄製やかんの特徴まとめ
・アルミには劣るが熱伝導は高め
・保温性は高い
・かなり重い
・鉄分摂取が出来る
・水道水なのに美味しくなる
・IH対応の物もある
・ちゃんと管理しないとすぐ錆びる
・ちゃんと管理しても影響がないほどの錆びはでる
・値段は高め
安い鉄瓶は中国などの海外産の物が多く品質の悪さが目立つようです。
購入するときは、【 made in Japan 】の物を選びましょう。
有名どころでは、岩手県産の南部鉄器が生産量も多く鉄瓶の中では比較的安く買えます。
我が地元の山形県では【 山形鋳物 】として950年の歴史がある伝統工芸品がありますが、山形鋳物の鉄瓶は超高級品。
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やかんの材質別の特徴④【 銅 】
熱伝導率No1の銅製のやかん。
熱が早く伝わるので、お湯が沸騰するまでの時間も早い。
という事は、ガス代の節約にも繋がる優秀なやかんです。
外側は新品の10円玉みたいにピカピカですが、内側は食品衛生法に引っかかるので違う金属でメッキ処理されている。
変色しやすく、手入れは大変ですが、銅製やかんに愛着がある人は【 それが味 】ということ。
銅製やかんの特徴まとめ
・お湯が沸く速度やかん界No1
・見た目がキラキラして綺麗
・でもお手入れは大変
・銅は殺菌作用もある
・IHには向かない
・値段は高い
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やかんの材質別の特徴⑤【 ホーロー 】
カラフルでオシャレなやかんが多いホーロー。
そもそもホーローとは、アルミなどの金属にガラス質のコーティングを焼き付けした素材の事を言います。
滑らかな質感で、金属からは感じれない暖かい印象を生み出しています。
臭い移りが少ないので、直接お茶を作ったりしても問題なし。
ただ、ガラス質という事を忘れてはいけない繊細なやかんです。
急激に熱したり、急激に冷ましたりしたら一発アウト。
ホーロー製やかんの特徴まとめ
・保温性が高い
・カラフルで可愛いものが多い
・腐食に強い
・ガラス質なので急激な温度変化には弱い
・衝撃にも弱い
・IH対応
・値段はそこそこ
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やかんの材質別の特徴⑥【 チタン 】
チタン製のやかんはとにかく軽い。
どうでもいいけど、【 チタンのやかん 】って語呂が良いですね。
チタンは鉄やアルミの上位互換金属です。
軽くて、頑丈で、錆びにくいという素晴らしい性能に加えて、金属アレルギーを起こしにくいという超優しい金属。
金属界のスーパーイケメンがチタンです。
ただ、加工がしにくい分値段も高いというのが玉に瑕。
チタン製やかんの特徴まとめ
・軽い
・頑丈
・錆にくい
・腐食にも強い
・沸騰までが早い
・金属臭さも少ない
・IH対応
・値段は高い
・チタン製のやかんは数が少ない
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やかんの材質別の特徴⑦【 ガラス 】
今回紹介するやかんの材質の中で、唯一金属以外でのやかんがガラス製。
お湯が沸いていく過程が目で楽しめるはガラス製のやかんだけ。
個人的には理科の実験みたいで楽しい。
基本的にはホーローと同じように、急激に温めたり冷ましたりするのはNG。
金属では無いので、金属臭さが苦手な人はガラス製のやかんを使えば安心ですね。
当然ながら落としたら割れます。
購入するときは、直火対応かどうかのチェックを忘れずに。
ガラス製やかんの特徴まとめ
・金属ではない
・お湯が沸くところを見てられる
・火にかけられるタイプかどうかは要チェック
・急激に熱したり冷ましたりするのはNG
・割れもの注意
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やかんの材質別の特徴と選び方、まとめ
電気ケトルの普及により、ないがしろに扱われることが増えたやかんですが、これだけの材質による差は電気ケトルにはありません。
確かに電気ケトルは便利ではありますが、直接火にかけ沸騰させたお湯は、電気で沸かしたお湯とは違う【 何か 】が存在し美味しく感じられます。
安さや便利さで選んでしまう気持ちはわかりますが、この機会にもう一度やかんに目を向けてみてはいかがでしょうか。
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