【 新型コロナ問題 】家族を守りたいなら覚悟を決めて生活保護申請をすべき【 生活が維持できなくなる前に 】
私は現在、生活保護に頼って生活しています。
ですが、猛威をふるっている新型コロナウィルスの影響によって生活保護の申請をしたわけではありません。
私は、うつ病( 双極性障害 )等の精神疾患により、満足に働くこと難しい状況に陥ったため生活保護を申請しました。
ここで注目してほしいのは、【 満足に働くことが難しい状況に陥った 】という部分です。
新型コロナの影響により「 生活が苦しい 」「 このままでは家賃も払えないかもしれない 」という声が多数あがっているのは誰もが知るところです。
国は、収入が減った世帯には30万の現金給付が行われると言っていますが、いつになれば給付されるのかわかりませんよね。
それに、一度きりかもしれない現金給付が行われたところで、いつ収束するかわからない今の惨状には不安しか残りません。
常にギリギリの状態で生活していて、そこに追い打ちをかけるように【 仕事がなくなった 】【 収入が減った 】という状況はコロナに感染する以前に【 死 】に直結する問題です。
どうでしょうか。
今、私達が置かれている状況は【 満足に働くことが難しい状況に陥った 】という部分に間違いなく該当しますよね。
生活保護は、国が定める生活保護法という法律に基づいて、働くことが出来なくなった人や収入が極端に少ない人達を対象とした【 最低限の生活ができるよう支援をうけられる制度 】です。
生活保護は悪ではない
生活保護という制度を知っている人は多いと思います。
あなたは、生活保護という制度に対してどのようなイメージをもっているでしょうか。
もしかしたら制度をきちんと理解している方もいらっしゃるでしょうが、多くの方は生活保護受給者に対して正確なイメージをもっていません。
むしろ悪い印象を受ける方も多くいらっしゃいます。
その原因は、各メディアが生活保護に対して悪いイメージを植え付けたからという一言に尽きるでしょう。
生活保護は悪用できる制度というイメージ
本来であれば、生活が苦しく困っている人を救済する制度が生活保護なわけですが、制度を悪用して【 楽をしてお金を騙し取ろう 】という一部の悪い方々がいらっしゃいます。
これを不正受給と言いますが、全国ニュースでも取り上げられるような事案です。
生活保護受給者は楽をしているというイメージ
こういったニュースでメディアが国民に伝えたことは「 生活保護は悪用できる制度ですよ 」「 働かなくても国からお金がもらえますよ 」という間違った解釈です。
生活保護受給者の本来の実情をきちんと伝える番組はほぼ無いですし、無いということは国民の関心が低いだろうから作っても意味がないという解釈なのでしょう。
このようなメディアの影響により【 生活保護を受給している人は悪いやつ 】というイメージだけが残ったのです。
働かないんじゃなくて働けないという実状
生活保護は働かない人を支援する制度ではなく、働けなくなってしまった人を救済する制度です。
世間はこれをごちゃまぜにして解釈しているため、生活保護に対して悪いイメージを持っているのでしょう。
お金に余裕がある人は一生縁のない制度かもしれませんし、多くの人は自分は関係のない制度として関心も持たないでしょう。
ですが、新型コロナウィルスによって価値観の持ちようが変わった今はどうでしょう。
多くの人が生活の困窮を訴えています。
人生を諦める前に生活保護の申請を
働けない、収入がない、生活できない、早く給付金を!!
メディアは生活に困窮したときに使える制度の説明をしてくれません。
取り扱ってもごく短い時間です。
さらっと紹介して終わり。
何故なら、給付金や協力金に対して国民の声が静まったらつまらないから。
困窮を訴える熱い国民の声はメディアにとっては恰好の餌であり燃料なわけです。
もちろん生活保護制度が万事解決してくれるわけではありませんし、デメリットも存在します。
ですが、生活を維持していくためにという事を考えれば首をくくる前に生活保護について調べるべきでしょう。
新型コロナの影響による派遣の終了
数日前に派遣切りに合ったお話を書きました。
ただの日記ですので何の情報性もないですが、良ければ読んでみてください。
私はビジネスホテルで清掃の仕事に従事していました。
新型コロナの影響で客足は遠のき、多くの従業員のシフトや労働時間が減らされていました。
考えずとも、先に首が飛ぶのは派遣です。
田舎の派遣は次々に仕事が紹介できるという訳でもなく、現在のコロナの影響により一般的な求人が減っているという事実も存在します。
コロナの影響と同時に、同一賃金同一労働制度も契約終了の一端を担っていました。
今回の内容とは離れていくので割愛しますが、遅かれ早かれ私のような立場の弱い派遣から首をはねられていくのです。
結局のところ、私はうつ病という障害を抱えずとも家族を守り生活を維持していくために生活保護を選ばざるを得なかったという事になります。
生活保護の申請条件
うつ病になり生活保護を申請した際に、生活保護について調べた内容を記事にしています。
上記の記事に詳しく書きましたが、生活保護は最終手段であると表現されます。
他に支援をうけられる制度がある場合は、先にそちらを優先して利用しなければいけません。
また、価値のある資産は売却しなければならないですとか、親族から支援をうけられる場合は支援してもらってくださいというのが生活保護の申請条件です。
新型コロナによる影響は国民全員に広がっている現実を考えれば、親族の方も困窮しているかもしれませんし、そもそも資産のある人は生活保護に頼らずとも一定期間は自力で生活できるでしょう。
新型コロナの影響で「 このままでは生活できない 」と訴えている人であれば大部分の人は生活保護申請の条件を満たしているのではないでしょうか。
借金を抱えていた場合、生活保護の申請が出来るのか
借金があっても生活保護の申請が出来ないわけではありませんが、借金の返済に生活保護費を充てることは出来ません。
借金がある場合、支払いが遅れるとローン会社やカード会社から督促、又は差し押さえなどがありますが、生活保護費自体は差し押さえの対象にはなりません。
もし大きな借金がある場合は債務整理や自己破産という選択肢も頭に入れておきましょう。
死ぬより怖い事なんてないんですから。
※住宅ローンは生活保護の場合家賃としての計算に該当するかもしれないので、詳しくはお住まいの地域の福祉事務所に問い合わせましょう。
生活保護のメリットとデメリット
生活保護のメリットとデメリットについてもまとめてありますので、下記の記事を読んでいただきたいです。
うつ病による申請をベースにしていますが、コロナの影響で申請したからと言って内容が変わるわけではありません。
メリットの一つに医療費の負担がなくなるとありますが、万が一新型コロナウィルスのような【 指定感染症 】に指定された場合は医療費は公費負担になります。
大きなデメリットとしては
・車の所有・使用の原則禁止
・クレジットカードの制限
・新規のローンは組めない
・生命保険を組めない
などお金が関わってくる部分は制限や禁止となります。
生活保護の申請は早めの判断が大切
生活保護の申請をしたからと言って、すぐにお金が貰えるわけではありません。
私の場合生活保護申請の決断をしてから実際に受給できるまでに1か月から2か月ほどかかりました。
私自身は借金を抱えていたこともあって自己破産の処理なども含めた期間になりますが、どれだけスムーズに事が運んでも最低1か月はかかると思っていた方が良いでしょう。
まとめ
新型コロナの影響で収入が減ってしまい生活が出来なくなった場合には、最終手段として生活保護を申請することは何も悪い事ではないし間違った選択でもありません。
単身の世帯であっても生きるために必要なお金はかかりますし、家族や子供がいれば尚更です。
生活保護費は生きるために最低限必要な金額しか出ませんし、贅沢が出来るわけでもありません。
ですが、【 生きるため 】【 家族を守るため 】に最低限必要なお金は継続的に支援してもらうことが出来ます。
生活保護は逃げの選択ではありません。
いつか復帰するときまでの準備をするための選択です。
各都道府県や市町村のホームページにて【 収入が減った方向けの窓口案内 】が分かりやすく掲載されているところもあるようですので、住んでいる地域のホームページを一度見てみましょう。
のすけってこんな人