【 自転車カスタム講座 番外編 】絶対に真似しないでほしい前輪2輪カスタム

今回で、自転車カスタム講座は第3段になります。

 

私が自転車をカスタムする上で心がけている3か条があります。

①人と被らない事

②面白い事

③全て自己責任でやる事

 

前回までの2記事は【 誰でもできる自転車カスタム講座 】として、とても簡単で「 誰でも出来る 」という部分を意識していました。

 

今回は違います。

 

一番の大きな問題は安全性。

この記事を読んで真似したからと言って、私は何も保証できません。

 

・変わった自転車に乗りたい

・人とは違うカスタムをしたい

・頭がおかしい

そんな人にオススメのカスタム講座!

 

今回は自転車の前輪を無理やり2輪仕様にカスタムするお話。

 

 

絶対に真似しないでほしい前輪2輪カスタム

 

変な自転車をこよなく愛する私は、日夜ヤフオクの自転車カテゴリを眺めているわけですが、ある日とても珍しいパーツを見つけました。

 

その名も【 ★何に使うのでしょうか? 】

 

名前を聞いただけではわかりませんよね。

ビンテージパーツにカテゴリされていたのですが、説明文もないので謎が深まるばかり。

商品画像だけの情報ですが、2輪のサスペンション付きフロントフォーク。

 

おばあちゃんやおじいちゃんが乗る3輪の自転車のパーツを想像すると思いますが、あのタイプの自転車に乗ったことが無いからよくわからない・・・。

 

とにかく自転車魂をくすぐられた私は、タイミングよく支給されたコロナ給付金の使い道はココしかないと思い、入札。

結果、7900円にて落札。

 

数日後、予想より大きな段ボールが到着しました。

天地無用です。

絶対に真似しないでほしい前輪2輪カスタム

 

実物がこちら。

絶対に真似しないでほしい前輪2輪カスタム

 

ホイールは24インチ。

2枚のディスクブレーキがついています。

絶対に真似しないでほしい前輪2輪カスタム

 

こういう前輪が2輪のものって、ハンドルを切ったときに重心が外側に向くのを防ぐ機能があると思うんですが、フォーク自体にはただのサスペンションしか見当たりません。

 

とりあえず、これを私の愛する自転車にぶち込みたいと思います。

絶対に真似しないでほしい前輪2輪カスタム

 

フォークの交換はサイズの確認を忘れずに

 

衝動的に買ってしまった2輪フォークですが、サイズやヘッドパーツの形式をちゃんと確認してから買わないとダメですよ。

 

今回落差した2輪フォークは、コラム部外径28.6のオーバーサイズと呼ばれるアヘッド式のフォーク。

一方、私の自転車のフォークは、コラム部外径25.4のママチャリなどに使われるノーマル( JIS )スレッド式のフォーク。

 

まったくの別物ですので、ヘッドチューブに入りません。

 

じゃぁどうするか。

アヘッド式をスレッド式に変更するしかありませんね。

 

絶対に真似をしないでほしいコラムの改造

 

まず2輪フォークのコラム内径を測ります。

これが大体25ミリちょい。

勘のいい人は気づきましたね。

ノーマルJISのコラム外径が25.4なので、アヘッドコラムの穴の中にスレッド式のコラムをねじ込もうという作戦です。

 

まず用意するのは、使わないノーマルJISのフロントフォーク。

我が家には丁度よく、娘が乗れなくなった子供用の自転車が置いてありましたので、それを使います。

 

バラバラにされたお古の自転車がコチラ。

絶対に真似をしないでほしいコラムの改造

 

ここから抜いたフロントフォークを、コラム部分だけパイプカッターで切り取って2輪フォークにドッキングさせます。

そのままでは入らないので若干削る必要がありますが、そんなに難しい作業ではないですね。

とにかくルーターで均等にゴリゴリ削ります。

 

仮付けした写真を撮るのを忘れましたが、これ、子供用自転車なのでコラムが短いんですよ。

どうしてもヘッドパーツのナットが締め付けられない。

 

ということで、フロントフォークだけ別に買いました。

ヤフオクで750円

 

早速パイプカッターを手にとる私。

フロントフォークを買ってすぐコラムを切る人なんて、世界中探しても私ぐらいではなかろうか。

絶対に真似をしないでほしいコラムの改造

 

切り終わったら同じようにルーターでゴリゴリ削って仮付け。

これでヘッドパーツはがっちり締めることが出来るようになりました。

 

この後本来であれば接合部分を溶接したいのですが、私にはそんな技術も道具もありません。

そんな時に使うのが【 セメダインのメタルロック!】

 

 

すごいぞセメダイン!、すごいぞメタルロック!

 

誰もがご存じの接着剤メーカー【 セメダイン 】から発売されているメタルロックは金属専用の接着剤です。

このような黄色い接着剤は小学生の頃、図工の時間で使った事があるはず。

 

このセメダインから発売されてる、金属専用接着剤が【 メタルロック 】です。

名前がもう「 くっつくぞ!」って感じが出て素晴らしいんですが、このメタルロックは溶接並みの強度が出るという噂を聞きつけまして、さっそくAmazonで注文。

 

すごいぞセメダイン!、すごいぞメタルロック!

 

2液性の接着剤で、混ぜると黒くなります。

硬すぎず柔らかすぎずで塗りやすいのですが、とにかく固まるのが早いので塗れる体制になってから準備しましょう。

夏場なら1時間で強度が出るらしいです。

 

メタルロックを接合部に塗って、念のため丸1日置いた姿がコチラ。

すごいぞセメダイン!、すごいぞメタルロック!

 

カッチカチです。

パッと見、溶接したように見えなくもない。

 

ここまで来たら、自転車本体に取り付けていくだけですね。

 

前輪2輪の変な自転車誕生

 

組みあがった姿がコチラになります。

前輪2輪の変な自転車誕生

 

どこかの遊園地のヘンテコ乗り物みたいな雰囲気もありますね。

しばらくゆすってみたり、衝撃を与えたりしてみましたが、接合部がはがれるようなことは無いようです。

さすがセメダイン。

さすがメタルロック。

 

いざ乗車!

 

 

おっふ!

 

あっ!

 

こわっ!

 

あぶねっ!

 

 

 

この自転車、曲がりません。

この自転車、バランス取れません。

 

思った通り、ハンドルを切ると体が外側に逃げるので転びそうになります。

片輪を上げた状態にしないと曲がれません。

人がいない広い場所でしか乗れません。

 

これはもはや、自転車というより体感を鍛えるためのトレーニングマシーンですね。

サスペンションを調整したら乗りやすくなるんだろうか。

 

結果、さんざんいじり倒して乗れない乗り物を作ってしまいました。

実に面白い。

 

あとは、バッグ類を装着すれば完成です。

 

前輪2輪の変な自転車誕生

前輪2輪の変な自転車誕生

 

画像2枚目のサドルバッグは、激安で買ったベルトポーチです。

ポケットティッシュぐらいしか入らない薄さ。

 

取付方法は、100円ショップのセリアで買ったアウトドア用シリコンバンドを2つサドルに通すだけ。

前輪2輪の変な自転車誕生

 

中々かっこいいじゃないですか。

取り外しめんどくさいけど。

 

まだ自転車専用のバッグ買おうとしているあなた。

勿体ないですよ。

 

 

絶対に真似しないでほしい前輪2輪カスタム、まとめ

 

結果的に、その辺の道では危なくて乗れない自転車カスタムになってしまいました。

ですので、絶対に真似しないでくださいね。

 

楽しい自転車カスタムで、誰かをケガさせるような事はあってはいけません。

 

十数分試乗した限りではメタルロックの頑丈さに感心していますが、これからどうなるかわかりませんので、安心はできません。

 

でもメタルロックはマジでおすすめ。

金属同士の接着で溶接が使えないなら、メタルロック一択と言っても過言ではないです。

 

自分で行う自転車カスタムは、全て自己責任です。

自分で出来る範囲までしか手を出さないというのも一つの選択ですので、今回のような無茶なカスタムは真似しちゃダメですからね。

 

ですが、面白くて個性的なカスタムとなると、チャレンジ精神も大事だったりします。

 

とりあえず私は、子供の頃に戻った気分で自転車に乗る練習を始めよう。

 

では、楽しい自転車ライフを!

 

 

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